型枠とは?

型枠は、コンクリートやその他の建築材料をゆっくりと固める際に使用する仮設の枠組みのことを言い、建物の壁、床、柱、基礎などコンクリート構造の形状を作るために必要なものです。

コンクリートは固まるまで一定の形を維持する必要があり、型枠がその形を維持する役割を担っています。型枠を使ってコンクリートを適切に圧縮し、所定の強度を得ることができます。正しく組まれた型枠が強度や仕上がりに影響します。型枠を使うことで、効率的に形を作ることができ、工程がスムーズにいきます。

型枠にはいくつかの種類があり、用途に応じて使われます。

木製フレームは、木材を使って作られる型枠で、柔軟性があり、加工しやすいため、小規模な建築や細かい形状が求められる場合に使用されます。使い終わった後は再利用できることもありますが、強度が必要な部分には適していません。

鋼製フレームは、鉄板や鋼材を使用した型枠で、強度が高く、大規模な建築物に適しています。重量はありますが、耐久性が高く、何度も使用可能です。

アルミ製フレームは、軽量で持ち運びが簡単なため、工事現場での取り扱いが楽です。鋼製フレームよりも軽いですが強度は高いです。

プラスチック型枠は、一部の特殊な用途に使用されることがあり、軽量で簡単に組み立てられます。主に小規模な工事や一時的な型枠に使われることが多いです。

プレキャスト型枠は、工場で先に作られた型枠で、現場ですぐに使うことができるもので、品質が安定しており、大規模なプロジェクトで使われます。

どの型枠も、コンクリートを流し込む場所に合わせて設置され、形が歪まないようにしっかりと固定します。型枠にコンクリートを流し込み、所定の形に固めます。コンクリートが固まった後、型枠を取り外します。型枠は何度も再利用可能な場合が多いため、取り外した型枠をキレイにし、次の作業に使用します。

型枠工事は、建設現場での基礎や構造物にとって重要な工程のひとつとなっており、型枠の設計・施工が適切でないと、見た目だけではなく、強度に問題が起きるなどの不具合が発生するため、型枠工事は慎重に行う必要があります。

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株式会社 二木山